羽瀬川の『ブログというより更新履歴』
更新履歴としか言いようがない・・・
おー
- 2011/09/29 (Thu)
- だらだら |
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PW思い出したヽ(゜▽゜*)乂(*゜▽゜)ノ バンザーイ♪
続き部分にちょっとだけ、マイバースデイ祝ってみた。
続き部分にちょっとだけ、マイバースデイ祝ってみた。
***
今日はこいつの誕生日、目の前でもくもくと昼飯を食う姿を見ながら日付は間違えてないよなと無表情で考える。
彼女は弁当のだし巻きを、ダシ薄いかもーと言いながら、やはりもくもくと箸を進めていた。
付き合ってもうどれだけ経つのか。
考えても思い出せないくらい、長く。
だが毎年何もしてやってないから、今年くらいはとガラにもなく、最近出来たらしい店で誕生日ケーキってのを予約してみた。
喜ぶと良いんだが。
甘いものよりも果物のほうが好きな彼女に、果物がてんこ盛りになったケーキを頼んでみたものの、なんだか落ち着かねぇ。
阿近は弁当を食べながら、知らず知らずのうちに顰め面になっていくのを止められなかった。
「あー、ごめんね?やっぱりダシ薄いよね」
覗き込んできた彼女に少々驚かされつつも「平気だ」と、平然を装って箸を進める。
彼女は「そ?」といって、家から持ってきたらしい水筒から茶を注いでくれた。
漏れ聞こえてくる、他所の会話。
他所の男がどう見ても俺よりもふけていると言うのに、言った年齢が低すぎて彼女が顔を顰める。
「えー、あの頭でそれはないよね」
「頭かよ、皺とかそういうんじゃねぇのかよ」
「それもあるけどぉー!でも嫌だなー。サバ読んでもいいけどさー、私と同い年の設定勘弁して欲しいわー!」
あとせめて+10くらいはして欲しいよね!と怒る彼女、俺はそんな彼女を見て目を見開いた。
「え、お前そうだっけ?」
「そうよーって、阿近私と何年付き合ってるのよ!私の年は…」
なんで間違えるかなーと、笑いながら怒ったふりをする彼女。
しまった、素で間違えた。
ケーキを注文したときに、数字のロウソクってのを準備してくれるらしいんだが、彼女の年を一つ下にしていったのだ。
数字になっているロウソク、取替え聞くのか?!と表情に出さずに焦りまくっていると、彼女はそんな俺を覗き込んで難しい顔をして、眉間をつついた。
「なーに考えてるの?なんか企んでる?阿近は隠し事上手なようでも私には分かるんだからね?」
さあいいなさい!と言って、角をぐりぐり摘んで左右に捻られた。
流石に渾身の力で捻られれば痛ェ。
隠しておきたかったが、ここで隠し通すと後が酷く恐ろしいことになるのは過去にも数度あったから、俺はしぶしぶとケーキのことを白状させられた。
彼女はそれを聞いて、ぽかんとしたあとに、噴出して、思いっきり笑い出した。
「あーもー馬鹿だなー阿近は!なれないことするから!もう!馬鹿なんだから!」
けらけら笑いながら俺の頭をなで繰り回して、嬉しそうに馬鹿馬鹿連呼して。
彼女はちょっとだけ、目元を潤ませていた。
「まあ、下に見てくれたんならいいかな!へへ、ケーキ楽しみにしてる!勿論ロウソクはそのままでいいから」
ケーキ楽しみー!なんて、調子外れな歌を歌いながら、彼女はへへへと笑い、俺に悟られねぇように涙を拭っていた。
嬉しすぎて感涙らしい。
そんな風に喜ばれるんなら、毎年ケーキ買ってやるかなとちょっと考えた。
次からは年を間違えねーようにするが、また感涙させてやれるようになんか考えてやるからな。
(半分ノンフィクションだよ!)
(ソウルソサエティで数字じゃないキャンドルにしたら、キャンドルまみれでケーキの原型がなくなりそうな気がするよ!)
今日はこいつの誕生日、目の前でもくもくと昼飯を食う姿を見ながら日付は間違えてないよなと無表情で考える。
彼女は弁当のだし巻きを、ダシ薄いかもーと言いながら、やはりもくもくと箸を進めていた。
付き合ってもうどれだけ経つのか。
考えても思い出せないくらい、長く。
だが毎年何もしてやってないから、今年くらいはとガラにもなく、最近出来たらしい店で誕生日ケーキってのを予約してみた。
喜ぶと良いんだが。
甘いものよりも果物のほうが好きな彼女に、果物がてんこ盛りになったケーキを頼んでみたものの、なんだか落ち着かねぇ。
阿近は弁当を食べながら、知らず知らずのうちに顰め面になっていくのを止められなかった。
「あー、ごめんね?やっぱりダシ薄いよね」
覗き込んできた彼女に少々驚かされつつも「平気だ」と、平然を装って箸を進める。
彼女は「そ?」といって、家から持ってきたらしい水筒から茶を注いでくれた。
漏れ聞こえてくる、他所の会話。
他所の男がどう見ても俺よりもふけていると言うのに、言った年齢が低すぎて彼女が顔を顰める。
「えー、あの頭でそれはないよね」
「頭かよ、皺とかそういうんじゃねぇのかよ」
「それもあるけどぉー!でも嫌だなー。サバ読んでもいいけどさー、私と同い年の設定勘弁して欲しいわー!」
あとせめて+10くらいはして欲しいよね!と怒る彼女、俺はそんな彼女を見て目を見開いた。
「え、お前そうだっけ?」
「そうよーって、阿近私と何年付き合ってるのよ!私の年は…」
なんで間違えるかなーと、笑いながら怒ったふりをする彼女。
しまった、素で間違えた。
ケーキを注文したときに、数字のロウソクってのを準備してくれるらしいんだが、彼女の年を一つ下にしていったのだ。
数字になっているロウソク、取替え聞くのか?!と表情に出さずに焦りまくっていると、彼女はそんな俺を覗き込んで難しい顔をして、眉間をつついた。
「なーに考えてるの?なんか企んでる?阿近は隠し事上手なようでも私には分かるんだからね?」
さあいいなさい!と言って、角をぐりぐり摘んで左右に捻られた。
流石に渾身の力で捻られれば痛ェ。
隠しておきたかったが、ここで隠し通すと後が酷く恐ろしいことになるのは過去にも数度あったから、俺はしぶしぶとケーキのことを白状させられた。
彼女はそれを聞いて、ぽかんとしたあとに、噴出して、思いっきり笑い出した。
「あーもー馬鹿だなー阿近は!なれないことするから!もう!馬鹿なんだから!」
けらけら笑いながら俺の頭をなで繰り回して、嬉しそうに馬鹿馬鹿連呼して。
彼女はちょっとだけ、目元を潤ませていた。
「まあ、下に見てくれたんならいいかな!へへ、ケーキ楽しみにしてる!勿論ロウソクはそのままでいいから」
ケーキ楽しみー!なんて、調子外れな歌を歌いながら、彼女はへへへと笑い、俺に悟られねぇように涙を拭っていた。
嬉しすぎて感涙らしい。
そんな風に喜ばれるんなら、毎年ケーキ買ってやるかなとちょっと考えた。
次からは年を間違えねーようにするが、また感涙させてやれるようになんか考えてやるからな。
(半分ノンフィクションだよ!)
(ソウルソサエティで数字じゃないキャンドルにしたら、キャンドルまみれでケーキの原型がなくなりそうな気がするよ!)
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プロフィール
HN:
羽瀬川
HP:
性別:
女性
職業:
子持ち婆
趣味:
猫いじり 萌語り
自己紹介:
のんびりマッタリ。
すぐ浮かれて小躍りする。
たまに落ち込むが浮上も早い
家族構成:猫は雌多め、人は雄多め
荒ぶる4歳児と転がる0歳児に手一杯
へたれで長髪赤毛や
額に角があったり
顔に刺青と傷のある人LOVE
すぐ浮かれて小躍りする。
たまに落ち込むが浮上も早い
家族構成:猫は雌多め、人は雄多め
荒ぶる4歳児と転がる0歳児に手一杯
へたれで長髪赤毛や
額に角があったり
顔に刺青と傷のある人LOVE