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羽瀬川の『ブログというより更新履歴』

更新履歴としか言いようがない・・・

カテゴリー「駄文」の記事一覧

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隠しきれないショック

このくそ暑い陽気に、ちょっとばかりウンザリする。
三蔵と自分のためにアイスコーヒーの準備。
製氷皿からがらがらと氷を出していると、猫の八戒が自分も氷が欲しいと強請ってきた。
一つばかり手に取り、小さな小皿に入れてやる。
八戒は楽しそうに小さな肉球でふにふにつついたり、舐めたりしている。
こうしてると猫らしいのにね、コイツ。

カップに氷を入れようとしたまさにその時。
どん。
八戒が俺の手に体当たり。
そーっと入れよう押していた氷は勢い良くカップの中に落ちて・・・

ぱりん。

何とも言えない音がして・・・そこから覗いてみたらカップが割れていた。

「あちゃー・・・」
お気に入りのカップだったのに。
お揃いのカップだったのに。
割れてしまったカップは戻らない。
新しいカップを二つ出して、今度はそっと氷を入れた。

しかし氷を入れただけで割れるカップだとは思わなかったな。
今度買うときはもっと注意してかわねぇと。

割れたカップは専用のゴミ箱へ。
残されたカップは今度何かカップ以外のことに使ってやろう。

だってどうせ使うなら、ペアのカップの方がいいから。
猫の八戒を方に乗せて、アイスコーヒーを入れて三蔵の元へ向かう。
ごろごろ喉を鳴らす八戒は非常に御機嫌だ。
でもどうせなら、これくらい分かり易く三蔵に御機嫌になって貰いたいモンだね。

「三蔵、珈琲いかがッすかァ?」
その声でこちらを振り返った三蔵は、吃驚するほど嬉しそうにこちらを振り向いたのだった。



良く分からない物になってしまった。
うん、氷入れたらカップが割れました。ショック。
耐熱なのに、氷には弱いのか!!

今日も嬉しいぱちぱちを沢山ありがとうございました~( ̄▽ ̄~)(~ ̄▽ ̄)~
嬉しくて悶え喜んでおります♪

23:11 哀しくてにゃーにゃー(略)
コメントありがとうございます^^
やっぱり三蔵は泣く方がいいですよねv
しかも確信犯!女王様猫三蔵ですねvv
犬悟浄はいつまでも尻にしかれっぱなしですね♪
嬉しいコメントありがとうございました^^

1ぱち1ぱちも本当にありがとうございました♪浮かれて小躍り♪

本日の更新は
好きな髪型
そりゃ吃驚で倒れもしますよねv
悟浄は笑いすぎですが♪

晴れのち雨に
1人の食事は味気ないから作る気がしません・・・
早く帰って来て、一緒に食べたい三蔵でした。
きっと雨と共に返ってきて「雨河童!」とか言われるんだよ。
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奇妙な必然3

「というワケ。」
悟浄の入れてくれた珈琲を飲みながら聞いた話。

猫は『八戒』と呼ばれると、どこにいても悟浄の元へと走り寄る。
そして立っていれば肩に、座っていれば膝の上に乗り。
悟浄の優しい手に撫でられて嬉しそうに喉を鳴らす。
悟浄も柔らかい笑みを浮かべながら八戒を撫でていた。

「こいつがさ、また寂しがりでさ。離れたらか細い声で鳴くのよ」
悟浄の都合でどこかへ行くと八戒は追い掛けてこようとする。
家の中ならばそれもいいのだが、いざ外へ出ようとすると「泣く」のだ。
帰ってくればそれは嬉しそうな顔をして迎えてくるらしい。
お陰で最低限の外出しか出来ず。

「三蔵に会いたくてもう、たまんなかったっての!」
がばっと抱きついてくるあの感じがしたが、その腕は一向に三蔵に触れることがなかった。
ふと見ると、八戒が悟浄の腕にぶら下がっている。

「お前ね、こんな時くらい邪魔しないでよ・・・」
電話をしようと携帯を手に取ると携帯を奪われ、三蔵何してるかなぁと呟くとひょっこり顔の前に飛び出してくるらしい。
このままだと悟浄は八戒に独占される。
そう思うと何だか無性に腹が立った。

「・・・うちはペット可だ」
珈琲を一気に飲み干し、そっぽを向いたままそう言うと、悟浄は目を輝かせたが、一瞬で困った顔をした。

「三蔵がコイツ貰ってくれれば嬉しいけど・・・コイツ俺から離れないかも。」
コイツと言われて頭を人差し指で撫でられた八戒は、当然ですと言わんばかりに喉を鳴らした。

「・・・てめぇも来れば、いいだろうが」
使ってない部屋も一部屋ある・・・と言うと、悟浄は八戒を放り投げて三蔵に抱きついた。

「マジで?!もう取り消し不可よッ!」
いやん悟浄嬉しいvと、カマみたいな言葉を発して三蔵を離さない悟浄の髪を引っ張りながら離せ離さないと言う二人。

八戒はそんな悟浄の背中に張り付いて、思い切り爪を立ててずり落ちていった。


いちお終わり。

奇妙な必然 2

小雨の降るある日、いつも通り歩いていると黒い大きな鳥がばさばさと暴れている。
烏だ。
大きな体はあまり近寄りたくない雰囲気を醸し出し、ぎゃあぎゃあと言う泣き声は耳障り。
悟浄は早足でその場を通り抜けようとしたのだが。
ついちらりと見た烏の足元で、黒色の生き物みたいな物が見える。
ぱちりと開いた翠色の瞳と、ぱちりと視線が合ってしまった。

やべっ
自然界の摂理、強い物が勝ち弱い物が負ける。
弱肉強食。
今まさに片目を潰され息の根を止められようとしている黒い生き物。
放っておくに限るのだが、気が付けば持っている傘を烏目掛けて投げつけていた。

ぎゃあぎゃあと烏は叫びながら空に舞い上がる。
烏は賢く執念深い生き物だ。
このまま放置したらきっとすぐまたこの生き物を襲うだろう。
下手したら、悟浄が襲われるかもしれない。

悟浄は慌てて傘を拾い、黒い生き物を拾い、走り出した。
黒い毛皮で分からなかったが、手に取ると生暖かい赤い血がべとりとそこを染めあげた。
上がりつつあった小雨、持っているのももどかしくなった傘を放り投げてその生き物を近くの獣医へと連れていった。

「目が片方、ダメになっていますね」
獣医に連れていってやっとそれが猫だと言うことに気が付いた。
治療して貰い、血と水で濡れた体も綺麗に拭われると、短毛と長毛の間位の毛の長さの小さな猫が現れた。

「とりあえず暫く入院になりますね」
連絡先を記入しながら、簡単な説明を受ける。
こちらも簡単な質問に答える。
猫の飼い主ではないこと、烏に教われているのを助けたこと、ペット禁止のアパートに住んでいること。

「飼い主や引取先を一応捜してみますが、多分これでは無理だと思いますから覚悟して置いて下さいね」
片目のダメになった猫、飼いたいというような物好きは確かに居ないだろう。
曖昧に返事を返し、悟浄は獣医を後にした。

『そろそろ連れて帰っても大丈夫ですよ』
数日後獣医に行くと、しっかり自分の足で立ち上がっている猫。
痛々しい片目は、もう2度と光を受け入れることはないだろう。
やはり飼い主も引き取り手も見つからなかった仔猫。
数日分の薬と大量のドライフードのサンプルと仔猫を受け取り、有無を言わさず鞄に突っ込んで獣医を後にした。

「なー、お前うちでは飼ってやれねぇんだけど」
とりあえず家に連れてきたモノの、ここはペット禁止。
ばれると追い出されることは確実だ。
切々と語る悟浄に、仔猫は翠の瞳で悟浄を見つめる。
そっと悟浄へと伸ばされた小さな前足は、しっかりと悟浄を掴んで離さない。

「それにな?俺生き物飼ったこともねぇし」
しっかり爪を立ててシャツから離れない仔猫は、じーっと悟浄を見つめ続けた。

「・・・にゃ。」
小さく小さく鳴く弱々しい声。
悟浄は『あーもう!』と大きな声で叫んで猫を撫でた。

「ルールだけは守れよ?大きな声で鳴いたり、暴れたりするなよ」
「にゃ」
悟浄の言葉が分かるのか、猫は小さく返事をした。
喉を撫でるとごろごろと大きな音を鳴らし、仔猫は気持ちよさそうに目を細めた。

「じゃ、よろしくな・・・八戒」


もちょっと続く。

奇妙な必然(パラレル)

おかしい。
ここ数日ヤツの素行が変だ。
以前は殴っても蹴ってもまとわり付いてきて、オーバーアクションで抱きついてきたり『挨拶v』と無理矢理頬にキスしてきたりした紅い悪魔のようなヤツの、姿が無い。
まめに掛かってきた電話もぷつりと途絶え初めはほっとしていたのに、今では落ち付かない自分が居る。

チッ、何だってんだ

今度会ったら問答無用で蹴りを入れてやろうと思いながら、既に2週間。
イライラもピークに達した俺は、ヤツのアパートに行って蹴りでも入れてやろうかと思い足を向けていた。


玄関前に着くと、チャイムがあるのを無視してどんどんとドアを叩く。
居るなら出てくるだろう、いないなら帰ればいい。
もう一度どんどんとドアを叩くと、中から小さく声が聞こえた。

「ついてくんなって、隠れてろって」
「ゃーじゃなくって、マズいんだって」
ぼそぼそと聞こえてくる声に、腑が煮えくり返りそうになる。

・・・なんでこんなヤツのために、そんな感情が沸くんだ?!
そんな自分にまた腹が立って、不機嫌極まりなく眉間に皺を寄せた。

「はいはい・・・って、三蔵vv」
どうしたのわーvvvと抱きついてこようとするこの上なく上機嫌な紅い男・・・悟浄に蹴りを入れる。

「三蔵、酷い・・・」
足を思い切り蹴ったためか、目にうっすらと涙を溜めてこちらを見てくる。
しかし次の瞬間、はっと顔色が変わる。

「三蔵、ここじゃなんだから、外行こう?奢るし、な?な?」
非常に慌てて俺の背中を押して外に出ようとした悟浄を睨むと、悟浄の肩にひょっこりと黒い何かが見えた。

「・・・それは、ね」
「わーーーーー!!!」
指を差して声を出している俺の口を悟浄の手が塞ぎ、大きく叫びながら家の中へと引きずり込まれた。

「何しやがる」
手を剥ぎ取り、抗議すると悟浄は口に人差し指を一本立てて「しー!」と思い切り焦った顔。

「にゃー」
悟浄の肩で、黒いもこもこした生き物が口を開けて鳴いた。


多分続いたりします。はい。長くて書ききれなかったし・・・;

悟浄と猫。2

猫が居る生活って、思ったより自由が利かないようできく。
犬と違って散歩とか行かなくて良いし?
まあお互いのルールを覚えるのには少し時間がかかるかもだけどな。

「なうー。」
同じ部屋にいるときは、決して鳴かないし寄ってもこない猫の三蔵。
しかし、俺が部屋から居なくなると、探すんだよ。
ちょこちょこと小さな体が俺を捜してうろうろ。
見つからないと鳴くんだこれが。

「んー?どした」
意地悪して、ちょっと隠れて。
出てきて声をかけると、三蔵はそっぽ向いて。
なのに俺の足にその小さな足を載せて踏む。
あーもうほんっと、素直じゃないヤツ。

小さな体を抱き上げて、撫でてやればうなうな言いながらも嬉しそうに目を細めて喉を鳴らす。
やべ。マジ可愛いんじゃねェ?

抱き上げてベッドまで連れていく。
枕の上にぽすんと小さな体を降ろしてやる。
俺もベッドへと横になる。

くるくるとベッドの上を行ったり来たりして、また枕に戻ってきて。
俺の顔の真横に来て、紅い髪を踏んづけたまま丸くなる。

「うなっ」
俺の頬にその小さな頭を押しつけ、まだきちんと引っ込まない小さな爪で俺の頬を揉む。
お陰で小さな傷がいっぱい出来ちまったけど、なぁんか止めさせる気にならない。
それで三蔵が落ち着いて夢に落ちるんなら、まあそれも良いか。

「おやすみ三蔵」
すっかり小さな体は動かなくなり、心地よさそうに眠る三蔵に聞こえないだろうけど声をかける。
どんな夢を見るんだろうか。
楽しい夢をいっぱい見て、また明日。
俺の後ろをちょこちょこ付いてこいよ?
俺の意識もその心地よさそうな寝息によって眠りに誘われる。
同じ夢が、見れると良いな。


見れるといいね。

・・・つづきはこちら

***

プロフィール

HN:
羽瀬川
HP:
性別:
女性
職業:
子持ち婆
趣味:
猫いじり 萌語り
自己紹介:
のんびりマッタリ。
すぐ浮かれて小躍りする。
たまに落ち込むが浮上も早い
家族構成:猫は雌多め、人は雄多め
荒ぶる4歳児と転がる0歳児に手一杯
へたれで長髪赤毛や
額に角があったり
顔に刺青と傷のある人LOVE

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