羽瀬川の『ブログというより更新履歴』
更新履歴としか言いようがない・・・
カテゴリー「駄文」の記事一覧
- 2025.05.10
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- 2006.03.29
悟浄と猫。
- 2006.02.19
堕と浮
- 2006.02.07
雨上がりの空とココアの甘さ(悟浄夢)
- 2006.01.07
七草粥
- 2006.01.06
始業式(ちびっ子)
悟浄と猫。
従兄弟の捲兄に呼ばれ、遙々やってきた俺の目に映ったのは、白い塊。
もこもこと動く綿埃のような。
恐る恐る摘み上げると、それは所謂猫という生き物だった。
「悟浄、お前のマンションペット可だったろ?一匹持って帰れ」
トイレとメシもつけてやる。なんて言う捲兄に、俺は嫌だと言ったが聞き入れては貰えなかった。
まあそれでも猫の方が嫌がれば解って貰えるかなと、煙草臭い手で猫をつつくと、一番真っ白で一番毛の長い猫は捲兄の膝へと逃げていった。
「あー、金蝉は俺以外ダメみたいだからな。ほら、他のはどうよ?」
他のはと言われて残りの猫。
ちょっと生成っぽい毛の紫の目の猫と、黒い毛に翠の目の猫。
どっちも綿埃にしか見えないんですケド?
じーっと猫を見つめると、翠の目の猫が俺に近寄ってきた。
ぺろり。
手を舐める。
「お、そいつが気に入ったみたいだけど、どーする?」
捲兄の言葉に、俺は悩む。
こうストレートに甘えられるのもなれてないので何だかなあって感じ。
紫の目の猫は、物陰に隠れて俺には興味のない感じ。
・・・に、見えたんだけど。
煙草を吸おうと胸ポケットに手を突っ込むとちらり。
ジッポの蓋をかちんと鳴らすとちらり。
煙を吐き出すとちらり。
珈琲に手を伸ばすとちらり。
翠の目の猫が俺に擦り寄るとじろり。
一挙一動全て覗かれている。
素直に甘えられない性格か?こんなにちっこいのに。
摘み上げるとうにゃうにゃと文句を言う。
撫でるとやはりうにゃうにゃと文句を言いながら、でも目を細めて喉を鳴らす。
何だかほっとけない感じ?
「捲兄、コイツくれ」
捲兄はちょっと意外そうな顔をして、猫用品一式を鞄へ詰めて俺へと渡してくれた。
「じゃーわかんねぇコトあったら電話するワ」
俺は子猫を連れて家へと帰った。
「つーコトでよろしくな。ちび・・・じゃなくて、三蔵。」
紫の瞳は、不服そうにしながらも俺の傍を離れようとはせず。
良く分からないまま、俺と猫の三蔵の二人暮らしが始まった。
何となく書いてみたかっただけ。飼い主悟浄という全く持って普通の話。(?)
もこもこと動く綿埃のような。
恐る恐る摘み上げると、それは所謂猫という生き物だった。
「悟浄、お前のマンションペット可だったろ?一匹持って帰れ」
トイレとメシもつけてやる。なんて言う捲兄に、俺は嫌だと言ったが聞き入れては貰えなかった。
まあそれでも猫の方が嫌がれば解って貰えるかなと、煙草臭い手で猫をつつくと、一番真っ白で一番毛の長い猫は捲兄の膝へと逃げていった。
「あー、金蝉は俺以外ダメみたいだからな。ほら、他のはどうよ?」
他のはと言われて残りの猫。
ちょっと生成っぽい毛の紫の目の猫と、黒い毛に翠の目の猫。
どっちも綿埃にしか見えないんですケド?
じーっと猫を見つめると、翠の目の猫が俺に近寄ってきた。
ぺろり。
手を舐める。
「お、そいつが気に入ったみたいだけど、どーする?」
捲兄の言葉に、俺は悩む。
こうストレートに甘えられるのもなれてないので何だかなあって感じ。
紫の目の猫は、物陰に隠れて俺には興味のない感じ。
・・・に、見えたんだけど。
煙草を吸おうと胸ポケットに手を突っ込むとちらり。
ジッポの蓋をかちんと鳴らすとちらり。
煙を吐き出すとちらり。
珈琲に手を伸ばすとちらり。
翠の目の猫が俺に擦り寄るとじろり。
一挙一動全て覗かれている。
素直に甘えられない性格か?こんなにちっこいのに。
摘み上げるとうにゃうにゃと文句を言う。
撫でるとやはりうにゃうにゃと文句を言いながら、でも目を細めて喉を鳴らす。
何だかほっとけない感じ?
「捲兄、コイツくれ」
捲兄はちょっと意外そうな顔をして、猫用品一式を鞄へ詰めて俺へと渡してくれた。
「じゃーわかんねぇコトあったら電話するワ」
俺は子猫を連れて家へと帰った。
「つーコトでよろしくな。ちび・・・じゃなくて、三蔵。」
紫の瞳は、不服そうにしながらも俺の傍を離れようとはせず。
良く分からないまま、俺と猫の三蔵の二人暮らしが始まった。
何となく書いてみたかっただけ。飼い主悟浄という全く持って普通の話。(?)
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堕と浮
「・・・何やってんだ」
部屋の真ん中とは言い難い、ちょっと隅っこの方で頭を抱えるように体育座りなんかしている男に蹴りを入れる。
「んー・・・」
こっちを見ようともせず、蹲ったままの状態で『うー』とか『んむー』とか唸っている。
全く、困ったヤツだ。
毎日何が楽しいのか、馬鹿みたいに明るくて自分の周りにまとわり付く紅い髪と瞳を持つ男。
月一くらいで何か考えて沈んでいる。
話しかけてもまともに会話にならない。
今現在、こいつはまだ完全にどん底までは落ちていないらしい。
どん底まで思考を堕として、色々考えていっぱいいっぱいになって、急に浮上するのだ。
考えることは色々あるらしい。
仕事のこととか、生活のこととか、人間関係とか。
ぐるぐるぐるぐる一人で抱え込んで、自己完結するのだ。
愚痴くらいならいくらだって聞いてやれるのに。
項垂れていた頭がゆっくりと持ち上がる。
浮上してきたのだろう。
まだぼんやりしたままの瞳は、いつもより弱々しく見える。
少しずつ、少しずつその瞳がいつもの勝ち気な紅(いろ)へと戻って行く。
「おかえり」
「・・・三蔵、ただいま」
自分を見てくる目はもう、いつもの悟浄だ。
立ち上がってこちらへと歩み寄り、やんわりと抱きついてくる。
これもいつものこと。
浮上してきた悟浄へと、声をかけること。
ゆっくりと抱きしめ返してやる。
俺が出来ることはこれしかないらしい。
そしてこいつはいつも必ず同じ台詞。
「俺は俺なんだよなァ」
「当たり前だ」
手をいっぱいに広げても、自分は自分に出来ることしか出来ない。
人の真似なんかする意味もなければ、人に媚びることをする必要もない。
自分に出来る、精一杯をこなせば良い。
「お前はお前一人だろうが」
「・・・んv」
逆を言えば、お前の代わりなんていない。
そんなことも分からないんだから、こいつは馬鹿だ。
浮上してくるお前をこうやって迎えてやれるのも、俺しかいないと思っても良いんだろう?
堕ちたければ堕ちればいい。
いつだって、浮上して来るお前を、待っててやるよ。
20050219 御条 保紫
部屋の真ん中とは言い難い、ちょっと隅っこの方で頭を抱えるように体育座りなんかしている男に蹴りを入れる。
「んー・・・」
こっちを見ようともせず、蹲ったままの状態で『うー』とか『んむー』とか唸っている。
全く、困ったヤツだ。
毎日何が楽しいのか、馬鹿みたいに明るくて自分の周りにまとわり付く紅い髪と瞳を持つ男。
月一くらいで何か考えて沈んでいる。
話しかけてもまともに会話にならない。
今現在、こいつはまだ完全にどん底までは落ちていないらしい。
どん底まで思考を堕として、色々考えていっぱいいっぱいになって、急に浮上するのだ。
考えることは色々あるらしい。
仕事のこととか、生活のこととか、人間関係とか。
ぐるぐるぐるぐる一人で抱え込んで、自己完結するのだ。
愚痴くらいならいくらだって聞いてやれるのに。
項垂れていた頭がゆっくりと持ち上がる。
浮上してきたのだろう。
まだぼんやりしたままの瞳は、いつもより弱々しく見える。
少しずつ、少しずつその瞳がいつもの勝ち気な紅(いろ)へと戻って行く。
「おかえり」
「・・・三蔵、ただいま」
自分を見てくる目はもう、いつもの悟浄だ。
立ち上がってこちらへと歩み寄り、やんわりと抱きついてくる。
これもいつものこと。
浮上してきた悟浄へと、声をかけること。
ゆっくりと抱きしめ返してやる。
俺が出来ることはこれしかないらしい。
そしてこいつはいつも必ず同じ台詞。
「俺は俺なんだよなァ」
「当たり前だ」
手をいっぱいに広げても、自分は自分に出来ることしか出来ない。
人の真似なんかする意味もなければ、人に媚びることをする必要もない。
自分に出来る、精一杯をこなせば良い。
「お前はお前一人だろうが」
「・・・んv」
逆を言えば、お前の代わりなんていない。
そんなことも分からないんだから、こいつは馬鹿だ。
浮上してくるお前をこうやって迎えてやれるのも、俺しかいないと思っても良いんだろう?
堕ちたければ堕ちればいい。
いつだって、浮上して来るお前を、待っててやるよ。
20050219 御条 保紫
雨上がりの空とココアの甘さ(悟浄夢)
降り続いた雨は品切れになったのか、濡れたアスファルトだけを残し 青い空が現れる。
窓の外にはうっすらと虹が淡く消えかかっている。
綺麗だな。
私は入れ立てのココアの香りを楽しみながらソレを見ていた。
雨は大好き。
しとしとと降る雨は全ての音を消し去って、雪のそれとは違った風情がある。
恵みの雨と言われるその滴たちは、花粉症の私の体調も救ってくれるし。
何よりもこの、雨上がりの清々しい空気が大好き。
空に掛かった虹のリボンは、もう殆ど見えない。
「姫さん、なぁに見てんの?」
後ろからふわりと抱きしめられて、手に持っていたココアは声の主の口元へ。
「甘・・・」
普段はブラック珈琲ばかり飲むくせにね。
「うん、虹をね。見ていたの」
ほんのりと残っている虹の形跡を二人で見上げる。
開けた窓からは冷たい空気が入ってくるのに、私は背中からの温もりだけで満足している。
「虹なんて久しぶりに見たなァ」
虹よりも綺麗な紅い髪が、さらりと私の頬に掛かる。
くすぐったくて身を捩ると、髪を掻き上げた悟浄の頬が私の頬に触れた。
左頬に傷のあるその少し違和感のある頬の感触が、私は大好き。
すりすりと頬擦りしていると、こちらを向いた悟浄の唇が触れた。
「頬と頬よりも、唇の方が良いんだけど?」
顎を優しく捕まれて、横を向いて額をあわせる。
肯定の意味を込めて私は目を・・・閉じた。
ココアの甘い味が、柔らかい感触と共に私の中で優しく広がった ―――――
20060207 保紫
日記用に変換しないでいいドリは難しいな。
でも変換できないところでいつものように自分の名前入れるのは嫌だし。
悟浄や捲簾相手には『姫さん』て呼んで貰うのが私的には一番しっくり。
三蔵だったら・・・?『オマエ』とかか;? 八戒だったら?・・・『ハニー』;?←ヤメレ
雨のやんだ帰り道。とろとろ歩きながら、甘い夢を考えていました。
そしたらこれが出来ました。
ああ私、やっぱり悟浄が好きだわ。
本日の更新は
不足分の後悔
暗いわー。甘ったれ三ちゃんだわー。
傍にいるのが当たり前すぎて見失う。居なくなってから気がつくのは遅いから。
物わかりの良い
物わかりのいいふり。よっぽど欲しかったのね・・・
窓の外にはうっすらと虹が淡く消えかかっている。
綺麗だな。
私は入れ立てのココアの香りを楽しみながらソレを見ていた。
雨は大好き。
しとしとと降る雨は全ての音を消し去って、雪のそれとは違った風情がある。
恵みの雨と言われるその滴たちは、花粉症の私の体調も救ってくれるし。
何よりもこの、雨上がりの清々しい空気が大好き。
空に掛かった虹のリボンは、もう殆ど見えない。
「姫さん、なぁに見てんの?」
後ろからふわりと抱きしめられて、手に持っていたココアは声の主の口元へ。
「甘・・・」
普段はブラック珈琲ばかり飲むくせにね。
「うん、虹をね。見ていたの」
ほんのりと残っている虹の形跡を二人で見上げる。
開けた窓からは冷たい空気が入ってくるのに、私は背中からの温もりだけで満足している。
「虹なんて久しぶりに見たなァ」
虹よりも綺麗な紅い髪が、さらりと私の頬に掛かる。
くすぐったくて身を捩ると、髪を掻き上げた悟浄の頬が私の頬に触れた。
左頬に傷のあるその少し違和感のある頬の感触が、私は大好き。
すりすりと頬擦りしていると、こちらを向いた悟浄の唇が触れた。
「頬と頬よりも、唇の方が良いんだけど?」
顎を優しく捕まれて、横を向いて額をあわせる。
肯定の意味を込めて私は目を・・・閉じた。
ココアの甘い味が、柔らかい感触と共に私の中で優しく広がった ―――――
20060207 保紫
日記用に変換しないでいいドリは難しいな。
でも変換できないところでいつものように自分の名前入れるのは嫌だし。
悟浄や捲簾相手には『姫さん』て呼んで貰うのが私的には一番しっくり。
三蔵だったら・・・?『オマエ』とかか;? 八戒だったら?・・・『ハニー』;?←ヤメレ
雨のやんだ帰り道。とろとろ歩きながら、甘い夢を考えていました。
そしたらこれが出来ました。
ああ私、やっぱり悟浄が好きだわ。
本日の更新は
不足分の後悔
暗いわー。甘ったれ三ちゃんだわー。
傍にいるのが当たり前すぎて見失う。居なくなってから気がつくのは遅いから。
物わかりの良い
物わかりのいいふり。よっぽど欲しかったのね・・・
七草粥
1月7日は人日の節句。
今日は7草粥の日ですね。
せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろの7草を頂きましょう。
朝に無病息災を願って食べると1年病気をせず、寿命も延びるといわれています。
犬の悟浄の散歩を終え、7草粥を作って食べる。
犬の悟浄と猫の三蔵にも少しお裾分け。
熱いから、気を付けてくださいね。
ゆっくりと味わって食べていると。
「ぎゃん!」
悟浄の声ですね。一気食いでもして火傷したのでしょうか?
悟浄の方を見ると。
顔に米粒。
必死に取っているのを見て、僕は慌てて駆け寄り顔を拭いてやった。
三蔵はというと、肉球を舐めている。
米粒のついたそこを必死に舐めている。
ええと・・・?
舐め終わった三蔵は、粥の中に手を入れた。
あ、熱いですよ?
ぴぴぴぴぴ。
案の定熱かったらしく、手をぷるぷると振る。
「ぎゃん!」
振った途端悟浄が鳴いた。
あ。
三蔵の振った手から飛んだ米が、悟浄に襲いかかっている。
悟浄が顔に米を付けている理由はこれですか・・・。
「三蔵、もっと普通に食べてください・・・。」
「チッ」
三蔵は面倒くさくなったのか、残りは食べずにどこかに行ってしまった。
悟浄はやはり食べかけのまま、そんな三蔵を追いかけて行ってしまった。
7草粥は、悟浄にとっていきなり災厄を呼んだ食べ物となってしまったが、あまり気にしていないようですね。
20060106
ちびっ子で書こうかと思ったけど思わす犬猫で描いてしまいました。
いやぁ。ちびっ子だと、別々の家だからねぇ・・・。
今日は7草粥の日ですね。
せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろの7草を頂きましょう。
朝に無病息災を願って食べると1年病気をせず、寿命も延びるといわれています。
犬の悟浄の散歩を終え、7草粥を作って食べる。
犬の悟浄と猫の三蔵にも少しお裾分け。
熱いから、気を付けてくださいね。
ゆっくりと味わって食べていると。
「ぎゃん!」
悟浄の声ですね。一気食いでもして火傷したのでしょうか?
悟浄の方を見ると。
顔に米粒。
必死に取っているのを見て、僕は慌てて駆け寄り顔を拭いてやった。
三蔵はというと、肉球を舐めている。
米粒のついたそこを必死に舐めている。
ええと・・・?
舐め終わった三蔵は、粥の中に手を入れた。
あ、熱いですよ?
ぴぴぴぴぴ。
案の定熱かったらしく、手をぷるぷると振る。
「ぎゃん!」
振った途端悟浄が鳴いた。
あ。
三蔵の振った手から飛んだ米が、悟浄に襲いかかっている。
悟浄が顔に米を付けている理由はこれですか・・・。
「三蔵、もっと普通に食べてください・・・。」
「チッ」
三蔵は面倒くさくなったのか、残りは食べずにどこかに行ってしまった。
悟浄はやはり食べかけのまま、そんな三蔵を追いかけて行ってしまった。
7草粥は、悟浄にとっていきなり災厄を呼んだ食べ物となってしまったが、あまり気にしていないようですね。
20060106
ちびっ子で書こうかと思ったけど思わす犬猫で描いてしまいました。
いやぁ。ちびっ子だと、別々の家だからねぇ・・・。
始業式(ちびっ子)
あっという間に冬休みが終わってしまった。
悟浄と三蔵も小学校に行かないといけない日。
「悟浄、起きろコラ!」
「うー・・・まだ眠い・・・」
「さっさと起きねぇと、江流が先にいっちまうぞ」
「!」
がば!
まだ全く起きる気配はなかったのに、あっという間に目を覚ました悟浄。
慈燕は正直驚いた。
江流の名前がこんなに効果があるとは思わなかったから。
「わー!もっと早く起こせよバカ兄貴!!」
悟浄は慌てて準備をして、朝食もあっという間に平らげ家から飛び出していった。
「転ぶなよー・・・」
慈燕はそんな悟浄を、苦笑いで見送った。
「こーりゅー、ッはよ!」
「ごじょ、おはよ」
てくてくてく。
二人で肩を並べて歩く。
久しぶりの学校は酷く面倒くさいけど。
二人で話ながら笑いながら歩いたり走ったりして。
一緒に通えるならば、それもまた楽しい。
「始業式終わったら、一緒に帰って、遊ぼうな!!」
「ああ」
学年が違う二人だから
そう言って別れるけど。
約束して別れるなら、それまでの時間が凄く楽しくてわくわくする。
それもまた楽しい、冬の寒い一日。
20060106 保紫
始業式なんだよねぇ、学生さんは。
学生の時って休みもっと欲しい!と思ったけど。
社会に出た方がもっと休みが欲しくて、学生はもっと色々勉強した方がいいと思う。
ゆとり教育は、心のゆとりを無くしていったと思った。
悟浄と三蔵も小学校に行かないといけない日。
「悟浄、起きろコラ!」
「うー・・・まだ眠い・・・」
「さっさと起きねぇと、江流が先にいっちまうぞ」
「!」
がば!
まだ全く起きる気配はなかったのに、あっという間に目を覚ました悟浄。
慈燕は正直驚いた。
江流の名前がこんなに効果があるとは思わなかったから。
「わー!もっと早く起こせよバカ兄貴!!」
悟浄は慌てて準備をして、朝食もあっという間に平らげ家から飛び出していった。
「転ぶなよー・・・」
慈燕はそんな悟浄を、苦笑いで見送った。
「こーりゅー、ッはよ!」
「ごじょ、おはよ」
てくてくてく。
二人で肩を並べて歩く。
久しぶりの学校は酷く面倒くさいけど。
二人で話ながら笑いながら歩いたり走ったりして。
一緒に通えるならば、それもまた楽しい。
「始業式終わったら、一緒に帰って、遊ぼうな!!」
「ああ」
学年が違う二人だから
そう言って別れるけど。
約束して別れるなら、それまでの時間が凄く楽しくてわくわくする。
それもまた楽しい、冬の寒い一日。
20060106 保紫
始業式なんだよねぇ、学生さんは。
学生の時って休みもっと欲しい!と思ったけど。
社会に出た方がもっと休みが欲しくて、学生はもっと色々勉強した方がいいと思う。
ゆとり教育は、心のゆとりを無くしていったと思った。
***
プロフィール
HN:
羽瀬川
HP:
性別:
女性
職業:
子持ち婆
趣味:
猫いじり 萌語り
自己紹介:
のんびりマッタリ。
すぐ浮かれて小躍りする。
たまに落ち込むが浮上も早い
家族構成:猫は雌多め、人は雄多め
荒ぶる4歳児と転がる0歳児に手一杯
へたれで長髪赤毛や
額に角があったり
顔に刺青と傷のある人LOVE
すぐ浮かれて小躍りする。
たまに落ち込むが浮上も早い
家族構成:猫は雌多め、人は雄多め
荒ぶる4歳児と転がる0歳児に手一杯
へたれで長髪赤毛や
額に角があったり
顔に刺青と傷のある人LOVE