僕たちのランク（犬猫）

動物は自分たちの立場をランク付けしているらしい。
犬の悟浄と猫の三蔵は、いったいどういうランク付けしているんでしょうか。
流石に僕が飼い主ですから、一番上ですよね？
悟浄は三蔵のことが好きで、何でも言うことを聞くから、

僕→三蔵→悟浄
でしょうか？
三蔵もきっとそうですよね？

ある日僕は気がついてしまった。
悟浄は三蔵の言うことを何でも聞く。
三蔵はマイペースで、自分の思うようにしか行動しない。
三蔵は悟浄には甘く意外と何をされても（よほどのことではない限り）怒らない。
なのに、僕にはあまり触らせない。

三蔵曰く
三蔵→悟浄→僕
なのだ！
僕は少しショックを受けた。

悟浄はというと。
僕のことを対等と思っている節がある。

ということは悟浄曰く
三蔵→悟浄＝（≧なのかもしれない･･･）僕
なのだ！

これはあれですね。
一度しっかりと立場を教えないといけませんね･･･。

教訓。甘やかすとつけあがる

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　　　　　　　　　　　　　20051208　　保紫
ちゅーことで犬猫小話でした。
いや。御題も小話なんですけどね。まあ気にしない！

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ということで。

おめでとう（その２）

こーりゅーの誕生日。
俺の誕生日にクッキーを焼いてくれたからじゃないけど、何かあげたい。
でも同じことするのもやだし？
何したらいいのかな。

一生懸命考えても、なかなか思い浮かばない。
悟浄は家にいても浮かばないので外に出た。

商店街にある一軒の店で、ふと目にとまったモノがあった。
（これにしようかな。）
少し高いけど、悟浄はそれに決めた。

家に帰ってそれを開ける。
カラーの油性ペンを持ってきてきゅっきゅっと鳴らして何かを書いた。
一生懸命書いた。

書き上がったものを見て　　
にー　　
と笑ってそれを乾かし、バラバラにして袋に詰めた。
綺麗にラッピングして、リボンをかけた。



「こーりゅー」
悟浄は江流の家でチャイムを鳴らす。
江流がドアを開けた。

「ごじょ？」
「こーりゅー誕生日おめでと」
悟浄は江流にラッピングした袋を渡すと、

「一人でみてね」
そう言って走って帰っていった。

「変なごじょ･･･」
江流は部屋に帰ってそれを開けた。
バラバラのジグソーパズルが出てきた。

全部で１８０ピースのそれを組み立て出すと、白い部分が多すぎてなかなかに時間がかかった。
終わりかけたときに江流は笑った。

ジグソーパズルはパステルイエロー一色のモノだったらしい。
そこに悟浄がメッセージを書いていた。

『こーりゅー誕生日おめでと
これからもずっと仲良しでいような　　悟浄』
そのメッセージの下に、二人の似顔絵。
一生懸命書いたのがよく分かった。

「当たり前だろ」
江流は悟浄から貰ったパズルの為に、明日額縁を買いに行こうと思った。

一番嬉しいプレゼントは、大きくなってもずっと江流の部屋に飾り続けられる事になる。

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　　　　　　　　　　　　　　20051130　保紫
ということで一日遅れですがちびっ子のやつを。
長・・・

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本日の更新は

おたんじょうびおめでとう。

『明日三蔵の誕生日だから』
そういって電話がかかってきた。
電話の主は捲簾。
チンチラシルバーの三蔵の元の飼い主からだった。

（せっかくだからお祝い、しましょうか？）
僕は何をすれば良いか分からなかったが、とりあえずご馳走でも用意してあげようと冷蔵庫をチェックし、明日の買い物リストに加えた。

１１月２９日。
仕事から帰り、レトリバーの悟浄の散歩を済ませる。
さあ、誕生日プレゼントの作成と行きましょうか？

小麦粉卵マーガリン植物性低脂肪生クリームに煮干しパウダー。
ブルーベリーにクコの実　etc
これを使って何を作るかは、聡明なみなさんは分かりますよね？

猫用バースデーケーキです。
通常のケーキを作る要領で、僕はてきぱきと作り上げた。

「三蔵、お誕生日おめでとうございます。」
悟浄を伏せさせ、三蔵にケーキを渡す。
三蔵はくんくんとそれを匂うと、ちゃいちゃいと爪で引っ掻いた。
ぺろり。
爪に付いたクリームをなめると、気に入ったらしく直に食べ出した。

（気に入っていただけたようですね）
僕はほっとして三蔵に全部食べさせようとした。

たんたん。
三蔵が尻尾を床に打ち付ける。
それに反応して悟浄が顔を上げる。
僕の顔を見るとまた顔を伏せた。

「にゃ。」
一声鳴くと、悟浄のそばに皿を引きずっていった。

たんたん。
再び尻尾を床に打ち付けると、悟浄の頬をなめた。

ひょっとして一緒に食べようと言ってるんでしょうか？
どうやらそれはあたりらしく、悟浄は三蔵の顔とケーキを見比べた後、ぱくりとそれを口にした。

なんだか幸せそうに食べているのを見ると、微笑ましいんですが。
僕には分けてくれないんですね？

あっという間に食べ終わったケーキ。
非常に満足そうな顔を見てると、こんな形でも祝えて良かったなと思いました。

これからもみんなで仲良くやっていきましょうね？

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　　　　　　　　　　　　　　　20051129　保紫
ということで。犬猫バージョンＢＤＳＳでした。
ちびにするか、パラにするか　これにするか悩んだのですが。
まあ、お誕生日おめでとうってことで･･･ｖ

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ココロカラ

学校が終わって慌てて帰ってくる。
今日はごじょの誕生日だから。

お小遣いを貯めて買ったクッキーの材料。
レンジで出来るから火を使わないのでそんなに危なくない。
本当はケーキとか焼きたかったけど。
出来ないことをするよりも出来ることからやったほうがいいし。

「結構めんどくさいな･･･」
一生懸命作った生地を広げて伸ばす。

抜き型でいろんな形を抜き取ってそれを天板に並べてオーブンで焼いた。

香ばしい香りがして焼き上がったクッキー。
熱々を一つ味見してみると、思った以上に美味しくできた。

少し冷まして袋に全部詰めた。

「喜ぶかな」
江流はそれを持って悟浄の家に行った。

ピンポン。
返事を待たずにドアを開ける。

「ごじょ？」
部屋に上がると悟浄がソファにぼんやり寝そべっていた。

「こーりゅ？」
がばっと起きあがって反動で転げ落ちる。
その様子が面白くて二人で笑った。

「誕生日」
おめでとうと悟浄にクッキーを渡した。

「くれるの？」
袋を開けるとまだ熱いクッキー。
一つつまんで口に入れると、凄く美味しかった。

「うまーい！」
江流が焼いたクッキーを二人で食べた。
ほかに何もなくても、凄く凄く楽しかった。

「また来年も焼いてやる」
「約束なっ」
最高の誕生日プレゼントは、来年への約束付きだった。

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(；・∀・)
いや、ちびっ子もお祝いしたかったの。
でもあのその。･･･び、微妙でごめんなさ･･･ｨ･･･
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　20051109　保紫

八戒へ。（悟浄の心の呟き）

いやマジで。
八戒ってすげぇよな
掃除洗濯料理も完璧で、家計簿まで付けてやがる。
マジ感謝してるんだけどサ。

朝早くに起こすのはやめてくれや。

「ゴミ捨てだけはお願いしますね」
って有無を言わさない冷たい笑顔もやめてくれ

「今日は三蔵の処に行かないんですか？」
って追い出すのも止めてくれ。（いや、行くんだけどサ）
いちお、俺んちヨ？

ギャンブルで多めに稼いだ金、財布をチェックするのも勘弁･･･
親友というか、お袋みたいな八戒。
なんか姑っぽくなってねぇ？

ま？それでもいちお感謝はしてるゼ？

お陰で三蔵とも長く逢えるし、人並みの食事もできる。
財布も常に一定の額が入ってるし。

ゴミの日も覚えたゼ
三蔵達が来ても猿の世話、任せられるしな？

お互い混ざり合わないこともあるけど
譲歩しあってやっていこうゼ。
な？･･･親友

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ちと珍しい感じで書いてみた。
実は迷ったのです。
普通に書いたら、どこに置けばいいのか分からなくて･･･
と言うことで日記に駄文として書きました。
ど、どうでしょう････････（不安）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　20051010　保紫